Chariot SAMBA(モバイルバッテリーを用いた独立電源システム)

モバイルバッテリーを用いた太陽光発電システム、Chariot SAMBAを紹介します。

 みなさんは、キャンプ場などの100ボルト電源が得られないところでスマホを充電したい場合、どうしますか? モバイルバッテリーを充電して持って行きますか? キャンプ場で発電できるシステムがあったら便利だと思いませんか?  みなさんに、キャンプ場で発電するシステムにはどんなものがあるか紹介します。

 まずは、一般的な鉛蓄電池を用いた独立電源システムがあります。 ソーラーパネルで発電される電力が、スマホを充電する電力より大きい場合や、 日照がありスマホに接続されていない場合、鉛蓄電池に充電し、 スマホを充電する電力がソーラーパネルで発電される電力より大きい場合や、 夜間にスマホを充電する場合、鉛蓄電池が放電スマホに充電します。 このシステムは、大きな電力を扱えます。 しかし、鉛蓄電池は重く、10kgくらいあります。 持ち運ぶのは大変ですね。

SAMBA fig1

 次に紹介するのは、太陽電池をパススルーという機能に対応したモバイルバッテリに接続し、 そのモバイルバッテリーからスマホに充電する方法です。 この方法は、とてもシンプルで軽いです。 しかし、パススルーに対応したモバイルバッテリーが同時に太陽電池から電力を受け取り、 スマホに電力を給電する場合、 スマホへの給電は、0.5アンペア程度になってしまいます。 つまり。充電が遅いのです。

SAMBA fig2

 そこで、チャリオットサンバの登場です。 チャリオットサンバは、モバイルバッテリからスマホ、 太陽電池からスマホ、太陽電池からモバイルバッテリという 3つの受電経路を持ちます。 それぞれ1.5アンペア程度の速度で充電できます。

SAMBA fig3

 日照が強く、ソーラーパネルで発電される電力が、スマホを充電する電力より大きい場合、 スマホに優先的に給電し、余った電力はモバイルバッテリーに充電します。 スマホとモバイルバッテリー合計で3アンペアまで充電できます。  日照が弱く、スマホを充電する電力が、ソーラーパネルで発電される電力より大きい場合、 太陽電池からの電力をすべてスマホに充電し、足りない電力はモバイルバッテリーから充電します。 太陽電池からとモバイルバッテリーからと両方合わせて通常は1アンペア以上で充電します。

 こちらが、太陽電池で発電される電力と各経路の充電電流の関係です。 太陽電池で発電される電力が10ワット程度までは、 ソーラーパネルとモバイルバッテリーで協調してスマホに充電します。 太陽電池からの発電量が少ないほどモバイルバッテリーからより多くの電力が供給され、 太陽電池からの発電量多いほど、太陽電池からより多くの電力が供給されます。 太陽電池で発電される電力が10ワット程度以上では、 スマホに充電される電力はすべて太陽電池により発電された電力で、 さらにその余りをモバイルバッテリー充電します。

SAMBA fig4

 鉛蓄電池より大幅に軽く、また、 太陽電池をパススルーという機能に対応したモバイルバッテリだけのシステムより 高速にスマホに充電します。

 2023年夏にクラウドファンディングを予定しています。 また、それ以降は、チャリオットラボショップにて実装済みプリント基板販売する予定です。 是非お立ち寄りください。

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