小回路実験

1.PC用ファン回転実験
1-1.PC用ファン電源のコネクタ
1-2.PC用ファンに直接直流電源を接続した実験。
1-3.PC用ファンに3端子レギュレータ経由で直流電源を接続した実験。
2.ダイオードの電流電圧特性

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 このコーナーでは、過充電防止回路の項目で紹介するレベルではない基本的で小規模な実験の結果を紹介いたします。

1.PC用ファン回転実験

1-1.PC用ファン電源のコネクタ

 PC用のファンを回してみました。 画像1がファン電源コネクタに電力を供給している写真です。 画像2が、ピン説明です。 ピン1にVSS(GND)、ピン2にVDD(12V)を接続すると勢いよく回ります。 ピン4は、接続しない(フローティング)またはVDDで勢いよく回り、 VSSを接続すると低速で回転します。 画像3は、接続した直流電源の読みです。
 ファン回転実験の3ピン目、回転数のモニタは、周波数出力のようです。 高速回転で80Hz、平均6V、Duty50%、低速回転で32Hz、平均6V、Duty50%で動いています。 テスターに限りなく近いマルチメーターで測定した結果です。
画像1
画像2
画像3

1-2.PC用ファンに直接直流電源を接続した実験。

VDD電圧を4V~14Vまで変化させて、MONITOR端子の周波数とVDDの電流を測定してみました。 それぞれ回転数入力をOPENとVSSで測定しました。 画像4がその結果です。 画像5が12V時での回転数入力をOPENにした場合のMONITOR端子の波形です。 画像6が12V時での回転数入力をVSSにした場合のMONITOR端子の波形です。 12Vの場合、80Hz, 32Hzです。 ということは60倍すればrpmになるのでしょうか。 だとすると、4,800rpm、1,920rpmということになります。 ただし、12VのVDDに対し14V印加するとモーター焼損の恐れがあるそうなので、真似しないでください。 ちなみに用いたファンは、Beijin Deepcool Industries Co.,LtdのGAMMAXX200です。
画像4
画像5
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1-3.PC用ファンに3端子レギュレータ経由で直流電源を接続した実験。

 PC用ファンを3端子レギュレータ経由で回転させてみました。 ファン:Beijin Deepcool Industries Co.,LtdのGAMMAXX200 3端子レギュレータ:NJM78M12FA 画像7は、上から、3端子レギュレータ出力、入力電流、ファン回転数です。 画像8が20V時での回転数入力をOPENにした場合のMONITOR端子の波形です。 画像9が20V時での回転数入力をVSSにした場合のMONITOR端子の波形です。
画像7
画像8
画像9

2.ダイオードの電流電圧特性

 画像10は、ダイオードSTTH8006の電流電圧特性です。 横軸は電圧ですが、順方向に電流を加えて、4端子法でダイオードの両端の電圧を見ています。 小電流では意外に順方向降下電圧が低く驚きました。 シリコンではなくショットキーでしょうか? ちなみにスペック値は1.6V以下です。(おそらく80Aにて)
 図にはありませんが、逆方向に-20V、-30Vを印加して、流れる電流を見たところ、 0.9uA、1.0uAでした。 ちなみにスペック値は50uAです。(おそらく-600Vにて)
画像10








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